古くなった住宅では建物そのものの傷みや設備の状態がもっとも気になるところですね。
築FULLのリノベーションでは、事前に入念な建物状況調査を行い、修繕が必要な不具合箇所や不安箇所を洗い出します。
また、工事後にはリノベーション協議会が設けた品質基準を満たしているか徹底した検査を行っています。

建物状況調査と適合検査は、いずれも専門家の第3者機関が行う体制にしており、ごまかしのない客観的な評価により、適正な工事のご提案と、安心・安全な工事後のお引き渡しをお約束しています。

建物状況調査(インスペクション)

建物状況調査は国の基準に従い建物の基礎や外壁のひび割れ雨漏り等の不具合を目視や機器で確認し、それらの情報を報告書として提供する調査です。

建物状況調査の調査対象は建物構造耐力上主要な部分や雨水の侵入を防止する部分です。 これらの部分の状況を確認するため、国土交通省が定める「既存住宅状況調査方法基準」に従い、住宅の構造に応じた調査対象部位を調査します。

【構造耐力上主要な部分に係る調査対象】
部位の例:基礎、土台及び床組、床、柱及び梁、外壁及び軒裏、バルコニー、内壁、天井、小屋組等

【雨水の侵入を防止する部分に係る調査対象】
部位の例:外壁、内壁、天井、屋根等

(検NET株式会社様より)

適合R検査

一般社団法人リノベーション協議会では、築年数も工事規模も様々な既存住宅のリノベーションに一定の基準を設定し、「適合R住宅」として定めています。(区分所有マンションの専有部は「R1住宅」、戸建て住宅については「R5住宅」としています。)
検査では見えない箇所も確認を行い、給排水管・電気配線など住まいの基本機能(重要インフラ)の安心を提供します。

統一基準に基づき給水管の圧力調査から排水管、ガス管や電気配線の絶緑抵抗の測定、コンテスターでのアースの通線確認、極性の確認、分電盤の漏電遮断器の作動確認、テレビ、電話等の情報配線の計測器等を使った通電確認、換気確認等を行います。



絶縁抵抗計を使用して、絶縁抵抗値が1MΩ以上であることを確認します。
 


全てのコンセントについて、コンテスターによるコンセントの通電 及び 極性の確認を行います。
 


電話の通線状態の確認を行います。複数箇所にモジュラーコンセントがある場合、コンセント間の通線確認を行います。
 


給水管・給湯管の水圧を測定します。存在圧力の1.5倍以上(上限0.75Mpa)にて、1時間の水圧試験を行います。
 


すべての排水口において排水確認を行います。


換気扇からの換気確認の一コマ。